ファンタジー三国志

Kyou
― プロローグ ―
とある、城の王の間に一人の男が立っている。男の手にある血が滴ってる武器と男の荒い息づかい、そして、男の目の前の既に事切れている人だったものをみると、つい先程まで激しい死闘があったのは明らかだ。
しばらくして、男は背後を振り向いた。そこにはいつの間にかもう一人の男がいた。その男は先程まで戦っていた男に声をかける。
「やはり、最後まで残ったのは貴方でしたか、王よ」
その声には何の感情もこもってはいない。
「ああ、我は勝ち残った。二国の王を倒し、三国の王者となったのだ。だが、」
「まだ、最後の戦いが残っている」
男が王と呼ばれた男の台詞をうばう。
「左様。主との決着がな」
王の声には決意とそして少しの悲しみが混じっている。
「そうですね。私が貴方を倒し、世界を滅ぼすか」
「我が勝ち、世界を守るかだ」
「やはり、貴方は愚かだ。こんな世界に守る価値などないのに」
「かも、しれぬ。だがな、我は主にそのようなことをしてほしくはないのだ、かつての友よ。しかし、悲しいことだな。我等がまだ友と呼べた頃にはこんなことになろうとは、予想だにせぬかったものを。こんな事になってしまうとは。はたして、あいつがみたら、なんと言うやら」
「無駄な話はそこまでです。さあ、はじめましょう」
こうして、二人の男は戦いはじめた。


物語は遡る。遥か昔のことなのか、それともつい先日のことなのかはわからないが、これはまだ二人の男が友と呼べた頃からの物語。

be continue・・・